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支配されずに、世の中にある無数の物語とつきあう方法は、それが『物語』であると知ってつきあう事です。そして、色々な人と出会って、物語の交換をする事だと思います。あるいは、時々、自分を取り巻く世界、社会から脱出して、違う世界、価値観の社会に暮らす事、それが無理なら、旅をする事、も良いと思います。 こうした事は、自分の作った『物語から一旦外に出てみる』事、と言い換える事ができるでしょう。その為の方法論です。 ユングは、人は生きているうちに与えられた課題があると言いました。誰に?神様にでしょうか。 |
ジャンプが起きる瞬間とは、感覚が広がったり、違う感覚がしたり、偶然、不思議と感じる出来事が起きたりする事もあります。ユングがシンクロニシティと呼んだ、『偶然の必然』と言われる事態ですね。偶然ある人に出会う、ある出来事に出会う。偶然入ったお店で、非常に気になる品物を見つける、、その他、偶然の一致、などなど。 これは、まあ、真面目に人生やっている事の一種のご褒美なのかも知れませんね。 こうした感覚、シンクロニシティ、そうしたとっても不思議な事が起きた時、それに注目して拡大してゆき、ジャンプを確かなものにしてゆく。そうしたプロセスそのものを大事にし、味わう事をプロセスワークと言います。今ここで起こっている事全ては変化のプロセスの一部であると認める考え方。これは僕の臨床に大きな影響を及ぼしています。その見方に立つと、良い、悪いは単純に決められません。全てが重要なのです。 全ては旅の途中であり、やがて大海に至る川の流れの様でもあります。『人間万事塞翁が馬』『ピンチはチャンス』こんな言葉が素直に信じられます。 ゆかさんからセレンディピティと言う言葉を教わりました。この言葉を最後にみなさんにお贈りしたいと思います。みなさんに、不思議で素敵な偶然が起きる事を、そして皆さんの物語がますます豊かになって行く事を願っています。 精神科医が語れる事、語って良い事としては、そろそろ限界なので、この辺で止めておきます(笑)。 |
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年齢=ライフステージによって課題は違います。課題は人によっても少し違うでしょうが、ある程度共通の課題と言うものがあります。ライフタスクと言います。ゲド戦記で言われている『影との戦い』、これはユングの言った『中年の危機』であり、占星術で言う『冥王星回帰』でもあります。 ともかく、そうした課題に逃げずに立ち向かっていると、不思議な事がしばしば起きます。不思議と感じるのは、その人の頭で予想できる範囲の外側の出来事だからです。 人は自分の『物語の範囲内』の事しか認識できない。しかし、正しくライフタスク(人生の課題)に立ち向かう人は、遅かれ早かれ、自分の『物語の限界地点』(物語世界の地平線)にやってきます。それまでの自分の『物語』では太刀打ちできない瀬戸際ですね。新しい地平にジャンプする時に、今までの認識外の事(想定外の出来事、感覚)が起きます。 |
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平成18年7月吉日 精神科医/川崎 一 (かわさき はじめ) |
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